「婚活食堂」山口恵以子
「婚活食堂」の初版が２０１９年９月２０日。
発売と同時に購入していて、２巻、３巻その後も発売の度に購入。未読のまま今に至る・・・・。
つまり積読ですね。
読もう読もうと思いつつ、大袈裟ではなく本屋に行くたびに山口恵以子さんの新刊が出ているので！？また買って・・・を繰り返し今に至る・・・・。
既に「婚活食堂」は９巻まで発売されています。
ドラマにもなったことだし、とにかく読み始めなければ・・・・
読んだら面白くてあっという間でした。もっと早く読めばよかった。
「婚活食堂」あらすじ
玉坂恵は元超売れっ子占い師。
離婚をきかっけに人気、財産、占い師としての力を失ったところ、あるきっかけでおでん屋「めぐみ食堂」を始めることに。
常連客の恋愛や結婚への悩みを聞くうちに、縁ある男女に光を感じるようになり、彼らの背中を押してあげることで次々と結婚が決まっていくというタイトル通りの「婚活食堂」に。
相変わらず出てくるお料理が美味しそうです。
巻末にレシピ付きなので、気になる料理はすぐに作れます。
「婚活食堂」感想
よく若い方が出会いがないと嘆くけど、実は居酒屋さんとかって出会いの宝庫なんですよ。
設定が「おでん屋」なので、居酒屋とはちょっと違うけど、カウンターで季節の一品料理やおでんでお酒を囲めばまあ同じようなものでしょう。
勿論お店の雰囲気とか選ばなければいけないけれど、実際居酒屋で知り合って結婚した友人もいるし、私自身も若い頃一人でふらっと入ったお店で常連さんたちと仲良くなったりと居酒屋での出会いは事欠かなかった気がします。
居酒屋の店主さんって意外ときめ細やかで観察力も鋭くて、恵さんのような霊感がなくてもお客さんの動向がわかっちゃったりもするようです。
美味しい料理でちょっとほろ酔いになると人間素も出るので飾らない者同士仲良くなれるのかもしれません。
またカウンターがいいんですよね。
正面向いて喋るより、隣通しの方が打ち解けやすいんです。
是非、出会いがないと嘆いている皆様、居酒屋に足繁く行ってみたらいかがでしょうか。出来れば恵さんのような悩みを聞いてくれる店主がいるところがいいですかね。
でもあくまでもお店の美味しい料理とお酒と雰囲気を味わって、お店を好きになったら常連になって出会いがあってと、出会い目的で行くとうまくいかないので気を付けてくださいね。
なんて、本題から反れてしまいましたが、「婚活食堂」の感想ですよね。
結婚が全てではないし、こんなに上手くいくわけがないし、ちょっと無理強いな感じは否めませんでしたが、玉坂恵の霊感だけではなく本人の経験による蘊蓄が味があって面白かったです。
「一つの家に星は一つしか住めない、二つの星は共存できないのだ。」
「連れ合いが亡くなって、２、３年で再婚するのはそれだけ夫婦仲が良かったから」
なるほどねと思わせる名言が多々出てきます。
さらっと読める内容なのに、また次と読みたくなっちゃうんですよね。
恵と真行寺の関係が今後気になるところ。
本の中の美味しい料理
おでん屋さんなのに「タラモサラダ」や「ホウレン草とチョリソーのキッシュ」や「サンマのオーブン焼き」などの洋風の物もあったりと相変わらず幅広い美味しそうな料理が並びます。
気になったのは「蒸しイチジクの甘味噌がけ」
皮をむいたイチジクに甘味噌をかけたもの。
イチジクを蒸したらどんな感じになるのかしら。時期が来たら作ってみようと思います。
そしてもう一つ「瓜の印籠漬け」
山口恵以子さん自身の「思い出の味」として挙げられたもので、お母様がよく作っていたもので漬物の中で一番好きなのだとか。
瓜の印籠漬け
作り方は瓜の両端を切り落とし、スプーンで種をくりぬいた中に茗荷を１個ずつ大葉で巻き、塩をしたものをぎゅうぎゅうに詰め、容器に入れて重石をして漬け込むというもの。
丁度瓜が手に入ったので作ってみました。
２日目くらいが浅漬けで美味しい。
茗荷と大葉の爽やかさと瓜が丁度良くサラダ感覚で食べられます。
もう少し真ん中をくり抜いて茗荷を詰めた方がよかったでかな。
瓜はぬか漬けくらいしか使った事がなかったけど、「瓜の印籠漬け」定番にしたいです。
巻末にレシピが載っていますので興味がある方は是非。
まとめ
はい、９巻までしっかり購入しています。これで終わっているのかな？
まだ続く？
ドラマは見逃してしまいましたが、Leminoで配信されているようです。
amazon praimeでの配信を待つばかり。
ちなみに真行寺役は渡辺いっけいさんです。
ちょっとイメージ違ったけど役になり切っている様子も目に浮かびます。
恵役の菊池桃子さんは適役ですね。
全９巻読破します。
ホウレン草とチョリソーのキッシュでは牛乳が使われますが、エシレの牛乳を使ったらより一層美味しく出来るでしょうね。
